クリストファー・サン伝道協会(CSEA)日本委員会(三森春生会長)が17日、2010年までの開催を予定している「クリストファー・サン東京大会」(仮称)の第1回目の準備会を、東京・千代田区のお茶の水クリスチャンセンターで開いた。早ければ来年1月にも大会実行委員会を設立し、開催場所や具体的な日時について決めることを確認した。関係者の間では、神宮球場などが会場候補として選ばれており、今年7月の「ラブ・ソナタ東京大会」に続く数万人規模の伝道大会開催に向けた準備が本格的に動き出した。
CSEA日本委員会では今年の夏頃から、クリストファー・サン氏を主講師に迎えた東京での伝道大会開催に向け、首都圏を中心とした諸教会に参加の呼びかけを行ってきた。準備会には、来日中のクリストファー・サン氏のほか、三森春生会長や同副会長の中島秀一氏をはじめ、首都圏の教会の牧師ら16人が出席した。
はじめに三森会長が挨拶し、サン氏を日本に迎えるに至った神の導きを証ししながら「(東京大会が)当面の大目標」であると意気込みを見せた。中島氏も、「全生涯を通して(神に)おささげしていく、この情熱をもって共に働きをさせていただきたい」と決意を示した。
サン氏は、「キリストの心を自分の心としなければいけません」(ピリピ2:5)と語り、99匹の羊を残してでも失われた1匹の羊を必死に捜し求める神の御心と大会関係者全員の心が一つになることを願った。
また、「ともに祈ることが重要」であると強調。「主ご自身が日本にリバイバルを成してくださる」「日本の多くの若い人々が牧師として立ち上がっていくことを願う」と熱意を語った。
日本委員会では2010年までに、全国各地でサン氏を迎えた大規模伝道集会の開催を企画している。今月19日には仙台で「仙台圏キリスト教大会」(田中敬康実行委員長)が始まり、サン氏が2日間にわたって主講師を務める予定だ。
サン氏はこれまでに、首都圏にある約100の教会・団体を一つにした昨年5月の第5回首都圏キリスト教大会や、都内近郊の教会が協力し約850人を動員した今年4月の東京イースターの集いで主講師を務めてきた。ある関係者からは、首都圏を中心に380の教会が協力した「ラブ・ソナタ東京大会」よりもさらに多くの協力教会をとの意見も出ており、実行委員会では教団教派を超えた幅広い参加の呼びかけを行っていくと見られる。