「そこに、日本人、日系人がいるから」。そんな素朴で純粋な思いから始まった「ハワイリバイバルミッション」へのビジョン、そして開催に向けた勇士たちの祈り。これは新しい挑戦である。
93年11月に始まった全日本リバイバルミッションの伝道集会は初め、甲子園を会場に3日に渡って行われ、実に12万4千人が集まり、熱い祈りと賛美を日本中に響かせた。
当時は、本大会前の決起集会が全国750以上の教会で持たれ、大会のために50人近い人がフルタイムのボランティアとして奉仕。大会の全日程を通して、2万人を越える人々が救いや癒しを求め、また献身を表明するために前に進み出るなど、これまでの規模とは桁違いのスケールの大会となった。
その反響はすさまじく、以来13年間に渡って集会が続き、開催場所はこれまでに全国18ヶ所にも上る。聖霊に満ちた熱い祈りが日本各地に新しいいのちを生み出してきた。98年には東京の日本武道館で10日間の「東京リバイバルミッション」を開催し、00年には「スーパーミッション2000」を東京で40日間、02年には大阪でも40日間の集会を開催し、次々と日本の宣教歴史に残る集会を開き、多くの未信者たちを導いてきた。
そして今年07年は新たな扉が開かれ、全日本リバイバルミッションでは初となる海外大会を今月19日、ハワイ州オアフ島のホノルルカピオラニ公園内野外音楽堂「ワイキキシェル」で行う。
全日本リバイバルミッション主管を務める滝元明氏は、「ハワイには日本以上に暗闇の力が存在し、その地を支配しています」と語る。この国には日本から様々な宗教、新興宗教、新宗教が入り込んでおり、乱立する教えの中で、人々が霊的な混乱に陥っているという。
苦しみの中にいる人々に、主からの救いを伝え、罪からの解放を告げるために、これまで世界各地から多くの祈りが寄せられてきた。
ハワイ在住日系人のため、ハワイに訪れる日本人のため、ハワイにある諸教会のために、そして米国と日本のリバイバルのために、「祈りの戦士プレイヤー・ウォーリアーズ」として祈る人々を募り、救いと解放を願い、心を尽くして祈ってきた。
現地ハワイでは9月9日〜10月18日までの「40日間連続祈祷」を行った。ハワイ各地で祈りのポイントを設け、とりなしの祈りを捧げる「ハワイ・ポイント祈祷会」や本大会直前のNEW祈祷プラン「三日間連続断食祈祷」など、捧げられる全ての祈りをこのミッションに向けて捧げてきた。
全国各地で開催し、すべての人々に参加を呼び掛けてきた伝道集会リバイバルミッションが、これまでの膨大な祈りと、あらゆる人々の希望を爆発させるリバイバルの瞬間を待ち望み、19日、ついに栄光の主を見上げる。
11日には最後の勇士祈祷会が行われ、滝元氏が「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる」という第一サムエル記30章8節の言葉からメッセージを伝えた。集まった121人の勇士が、時を逃さずリバイバルを追い求めるんだという熱い語りに、心が沸き立つような感動を覚える時となった。
数え切れない祈りが集結する「ハワイリバイバルミッション」から、怒涛のリバイバルの波が日本へ押し寄せ、世界に主への賛美が轟(とどろ)き渡ることを期待しつつ、この秋、ハワイに注目が集まる。