神様に用いられる素晴らしい器になっていくために、あなたは今、どのステップにいるでしょうか。多くの人は、まだ自分が神様に愛されていることを自覚する段階かもしれません。ですがあなたは、そこからさらに進んで、神を愛する者になってください。
「こういうわけですから、もしキリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください」(ピリピ2:1、2)
何もなくて愛し合うのではありません。「キリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら」です。何を行うにしても、あなたが主に愛されていることを第一にしてください。
愛を受け、愛が満ちると、やがてコップいっぱいになった水が外にあふれ出るように、愛は自然に流れていきます。親から受けていないアガペーの愛でいっぱいになりますから、今度は、あなたが神を愛する人になるのです。神を愛するようになったら、次は、自分をアガペーの愛で愛するように人を愛する。ここまで進んでいくのです。
「もし、ほんとうにあなたがたが、聖書に従って、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という最高の律法を守るなら、あなたがたの行いはりっぱです」(ヤコブ2:8)
神のことばは「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」、これが最高の律法だと教えます。
今あなたに害を加えている者に復讐や仕返しをしたい、あるいは自分で決着を付けたいと思っているかもしれません。しかし聖書はあなたに、愛の成長を遂げるよう教えます。
「愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。』もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい」(ローマ12:19~21)
「自分にはそれはできない」ではなく、「この新しい自分にはできる」と告白するとき、あなたは、神のわざを行う者となっていくのです。
「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:43、44)
「自分を愛してくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょう。取税人でも、同じことをしているではありませんか。また、自分の兄弟にだけあいさつしたからといって、どれだけまさったことをしたのでしょう。異邦人でも同じことをするではありませんか。だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい」(マタイ5:46~48)
神様は、「私が完全な愛を示したように、あなたも完全な愛を示しなさい」とおっしゃいます。あなたは、日本のリバイバル、世の終わりの働きの器として、神のわざを行う者になるのです。
「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です」(Ⅰコリント13:13)
神は愛なのです(Ⅰヨハネ4:8)。神の愛が完全なように、私たちの愛も完全となるのです。
まずは、神に愛されているという自覚をしっかり持ってください。神の愛に満ちて、神を愛し、人を愛し、敵をも愛せる、そういう人になってほしいのです。その時、モーセが整えられた器となったように、あなたも、敵をも愛せる、神の御用に用いられる器となります。(終)
■神があなたに望まれていること:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)
◇
徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
■ 外部リンク:
【Ustream】毎週日曜日10:30からメッセージ配信中!
【ERM教材・書籍案内】「信仰の使い方をご存知ですか?(上)(下)」「あなたは神の義をいただいていることをご存知ですか?」