日本聖化交友会(JHA)の青年大会が14日、東京・淀橋教会で開催された。「第22回聖化大会」(関東聖化交友会=関東JHA主催)の第1日目夜のプログラムとして行われたこの集会には、同大会の主講師を務めるアズベリー神学大学教授のスティーブン・シーモンズ氏が参加。集まった青年ら約200人を前に、自分の生活の中にキリストがより明確に働かれる、きよめられた生活を送る鍵は、聖書の御言葉に生き、主の呼びかけにいつも従うことだと伝えた。
シーモンズ氏はヨハネ2:1−11を本文に、イエスが水をぶどう酒に変えたカナでの婚礼の奇跡を説き、「ここに、私たちの生活の中にキリストがより働かれる、きよめられた生活への鍵がある」と語った。
イエスの母は、本文で召し使いたちにとても重要な言葉を語っている。「この人(=イエス)が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」(5)。召し使いたちは、イエスの命令に従い、80〜120リットル入りの水がめにその縁まで水を満たした。キリストが水を最良のぶどう酒に変えた奇跡の背後には、主の言う通りを行った召し使いたちの従順があった。
シーモンズ氏は青年たちに、「キリストの言葉に従って行動するとき、天の窓が開くようになり、その光でさらに御言葉が明確に照らされる」と述べ、何よりも主が喜ばれるのは、「主の御声に聞き従うこと」(サムエル記上15:22)であることを示した。
講演後、シーモンズ氏が会衆に呼びかけると、主の御言葉への従順の決意をした多くの青年が群れをなして講壇の前に集まった。シーモンズ氏はそれらの青年たちを前に、「一人ひとりの生活の中で、水をぶどう酒にかえてください」「あなたに従っていくという決意をするものを、あなたはどれほど喜んでおられるか。あなたは私たちの決意を見ておられます。たとえ失敗することがあるとしても、私たちが一生懸命に従う姿をみて、喜んでおられる」「この前に立つあなたの息子、娘一人ひとりに、働いてください。いつも喜んで、感謝をもって従っていけるように導いてください」と祈りをささげた。
聖化大会は16日まで、東京・淀橋教会を会場に行われる。入場無料。15日は午後1時半から4時半までに2つの講演、午後6時半からは聖会が催される。全集会でシーモンズ氏が講師を務める。16日にも、午前10時から女性大会、午後2時からは青年牧師による分科会、午後6時半からは聖会が行われる。