フィリピンにあるプロテスタント教会の全国的なエキュメニカル組織であるフィリピン教会協議会(NCCP)のレックス・RB・レイエス・ジュニア総幹事が結腸ガンで入院した。
世界改革派教会共同体(WCRC)のクリス・ファーガソン総幹事が11日、WCRCの公式ウェブサイトでこれについて伝え、レックス総幹事とNCCPのために祈りを呼び掛かけている。
それによると、レックス総幹事は5日にフィリピンの首都マニラにある聖ルカ・メディカルセンターに入院し、結腸ガンと診断されたという。
「レックス司祭とその家族全員のために熱い祈りをお願いいたします」と、ファーガソン総幹事が引用したNCCPからの文章には記されている。「彼らが神の満ちあふれる恵みの下で慰めを見いだすことができますように。彼らが私たちの共同の祈りと思いによって支えられますように」
「レックス司祭の指導の下で働き、神と民に仕えているNCCPの事務局全体もあなたのお祈りの中にどうか含めてください」と、NCCPはその文章で述べている。
ガンと診断されたが、レックス総幹事の容態は前向きな傾向にあるという。「神が彼に前へ進む勇気と、神が実に癒やし主であるという力強い希望をお与えくださったことに、私たちは感謝いたします」と、NCCPは感謝の意を表している。
「クリスマスの季節を祝うにあたって、最初のクリスマスに明るく輝き、賢く謙虚な人たちを見知らぬ道へと導いたあの星が、多くの奉仕の道を行き続ける私たちの変わらぬ希望となりますように」と、NCCPは祈りの言葉をつづっている。
「フィリピン聖公会の司祭であるレックス総幹事は、友人であるだけでなく、高く評価され愛されている指導者で、正義とエキュメニズムに対する情熱と責任感を持っている」とファーガソン総幹事は言う。「平和と正義のために力強い証を続ける一方、神の恵みの下で、この困難な時期でも働く彼とその家族、NCCP全体のために私と一緒に祈ってください」と求めている。
なお、NCCPの公式サイトには今のところ、これに関する公式な発表はない。
レイエス司祭はNCCPで総幹事を務める傍ら、アジアキリスト教協議会(CCA)の議長団の一人を務めている。また、今月1日には世界エイズ・デーに関するNCCPの声明文で、エイズ患者への差別をしないことなどを呼び掛けていた。