【ソウル=ZENIT・CJC】 韓国司教会議のジョン・チャン・イク議長(春川司教)が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の北朝鮮訪問に同行していたことを、カトリック救援団体「カリタス・コリア」代表のラザルス・ユ・フンシク大田司教がアジア・ニュースに明らかにした。
ユ司教は「宗教の自由について南北の指導者が議論しないにしても、代表団にカリタス・コリアの代表が加わっていたことが重要である。これは、北朝鮮も対話の重要性を理解し始めていることを示すものだ」と述べ、「さらに今回の訪問は、2000年の首脳会談に比べて、両首脳に難題に直面せざるを得なくしていることから、新しくまた異なる道を開く」と語った。
また、北側は「国際的援助なしには、別の悲喜劇を人々の目にさらすことになり、それでは全てが終わりになる」ことは分かっているとして、「カリタス・コリア代表として、北側は薬品から食糧までほとんど全てを至急必要としている。しかし和解の道は対話しかない。そうでなければ完全な壊滅になってしまうと言える」と述べた。