世界福音同盟(WEA)の親善大使を務めるヨハン・キャンデリン氏ら派遣団が、1週間にわたってパキスタンを訪問し、パキスタン人民党やムスリム連盟の指導部など同国の指導者らと会談した。さらに訪問中、約20人の国会議員とも面会し、約40人の同国駐在大使らと夕食を共にした。
WEAの発表によると、派遣団には欧州議会議員のエイジャリータ・コーロラ氏らが参加。派遣団は今回、ベナジル・ブット・パキスタン元首相の発案によるファースト・ステップ・フォーラムの代表団として訪問した。大使らとの会談の様子は地元テレビも報じたという。
キャンデリン氏は、パキスタンの政治情勢が依然として不安定であるとしながらも、周辺地域に及ぼすパキスタンの重要性について触れ、キリスト教徒を含む少数派の保護や民主化に向けて、同国の指導者らと良い関係を築いていくことに前向きな姿勢を示した。
一方、派遣団は訪問の間、同国で少数派であるキリスト教徒や、強姦の被害にあった女性などと個人的に面談する時間も持った。