毎日、忙しく働くことができるのはとても恵まれています。しかし、だからこそ、優先順位が大切です。みなさんは、どんな優先順位で毎日生活をしていますか?私の場合は、
第1は神との関係。
第2は家族との関係。
第3は教会と伝道者としての働き。
第4はボランティア活動。
第5は趣味やレジャーです。
優先順位が決まっていると、迷いがないし疲れません。
仕事は楽しいものです。「忙しい!忙しい!」と言いながら、自分が必要とされていると満足感がありますので、気がついたら、第3優先順位の仕事が第一になってしまうことがあります。お葬式の司式、教会員の病気の見舞い、緊急の待ったなしの仕事が入ることもあります。「今から会えますか?」「これから教会に行っていいですか?」「喫茶店に一時間後に来てくれませんか?」というような依頼もあります。お祈りの時間や家族の要求を蹴ってでも、今すぐ行かなければならなくなることが続くことがあります。後回しにしたり、「また明日に連絡ください」ということが通じないことがあります。
これを続けていたら、カラダを壊してしまいますし、倒れてしまいますので、緊急の場合のみ仕事を最優先しますが、まずは、神との交わりの時間を持ちます。そこで、今日、「何をすべきか?」「何をしなくていいのか!」を祈りと黙想の中で聴きます。「何をしなくていいのか?」を知り、そのことをしないだけで、仕事は「2分の1」から「10分の1」に減ります。やらなければいけないことから始め、そこに集中すると時間が余ります。そこで、消防団やPTAなどのボランティア活動をしたり、趣味に時間を割いたり、家族でレジャーに出かけます。この時間がたまりません。
私の第一優先は神との交わり、つまり、祈りの時間です。ある人は、「牧師さん暇ですね。牧師だからできるんですよ。私たちはサラリーマンとして毎日忙しく働いているので、祈る時間なんて取れないですよ!」と皮肉混じりで言う人がいます。しかし、そう言う人に限って無駄に忙しくしています。話を聞いてみると、仕事の段取りをしないし、重要じゃない仕事を先にして、重要な仕事を後回しにして、アップアップしていることがわかります。「段取り八部、仕事二部」と言われますが、段取りをしていないのです。私にとっての祈りは段取りも含まれます。そして、心の疲れや傷がいやされたり、自分自身を回復する時間でもあります。私は、「祈らないから忙しいのです。まず祈ってください。そうしたら、ゆとりが生まれ、時間が余りますよ」と伝えます。
あなたはどうですか? 神に祈り、神と交わる時間を第一にしていますか? そう生きているなら、豊かな人生を生きていることになります。もしそうでないとしたら、今日から、今から始めてみませんか? あなたの人生を大きく変えるはずです。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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