「人」という字は、2本の縦棒が寄りかかり、支え合っています。1画目の長い縦棒は「神」で、2画目の短い縦棒は「私」や「あなた」を象徴しているかのように見えます。「人」は、目には見えませんが、神に支えられて生きている存在ではないでしょうか。
次に、「人間」という字は、「人」の「間」と書きます。人は、人と人との関係の中で生きている存在であって、一人では生きていけないことを思い起こされます。
毎日文章を書き続けるのは、時にはしんどくなることもあります。忙しい仕事の合間を縫って、やっとの思いで文章をアップロードすることもあります。しかし、読んでくださる方がいるから、励まされて書き続けられるのだと思います。
一人暮らしをした頃、料理を作って食べたいという気持ちになかなかなりませんでした。せいぜいインスタントラーメンに具を入れて、煮込んで食べるくらいで、外食をしたり、お弁当を買ってきて食べていました。しかし、一緒に生活する家族がいると、楽しく一緒に食事をしている姿を想像しながら、腕によりをかけて料理を作ります。
文章も、誰にも読んでもらえなかったら、自分の記憶のためにメモをするとか、箇条書き程度で終わります。お話、講演も、聞いてくれる人がいるからこそ、一生懸命話をします。聞いてくれる人がいないのに話すとしたら、それは独り言です。
パソコンがインターネットにつながっていなかったら、単なる仕事のツールでしかありません。スマートフォンも役に立ちません。しかし、ネットがつながっていることで、SNS、ブログ、HP、掲示板、チャット、メールなどを通して人格交流ができるので、励まされて、気がついたら夢中になって時間を忘れています。
私たち人間は、神にしっかりと寄りかかり、神に支えられながら生きていき、同時に、人と人との間で、互いに励まし合い、助け合って生きていきたいものです。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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