日本キリスト教協議会(NCC、小橋考一議長)は、6月24日付で「憲法第九条についての日本キリスト教協議会議長声明」を発表した。
同声明ははじめに、「安倍晋三首相は、『戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認』を定めた日本国憲法第九条の解釈を閣議決定だけで強引に変更し、『集団的自衛権』の行使を容認させようとしています。これは立憲主義を否定し、日本国憲法の三原則である平和主義を根本から覆す暴挙です。日本キリスト教協議会は、役員会の総意により、議長声明によって、これに対する明確な反対の意思を表明します」などと述べている。
その上で、「剣をさやに納めなさい。剣を取るものは皆、剣で滅びる」(新約聖書:マタイによる福音書26章52節)、「致命的な誤解(罪)の道を二度と歩んではならない」「『必要最小限度』『限定的』は通用しない」「憲法第九条(剣をさやに納める誓い)を世界に広めよう」などと述べている。