教会が一つもない地域に福音の種をまこうと、総動員伝道(姫井雅夫代表)が8月20日から24日までの4日間、大阪府泉南郡田尻町で夏恒例のトラクト配布伝道を実施した。泉南聖書教会(大寺俊紀牧師)、泉南福音教会(二宮功牧師)と韓国ソウルにあるダウン教会の信徒の協力を得て、田尻町2500世帯と教会のない泉南市の沿岸地域に住む500世帯にトラクトを配布した。
伝道に参加したのは、姫井雅夫牧師(総動員伝道代表)、大寺俊紀牧師、二宮功牧師、ダウン教会の信徒6人、泉南福音教会の信徒4人の総勢13人。参加者たちは、日中は35度を越す暑さの中で、三浦綾子さんの証しの小冊子「私を変えた愛」(全国家庭文書伝道協会=EHC発行)、小冊子「パワー・フォー・リビング」、泉南聖書教会と泉南福音教会のトラクト、それぞれ3000部を配布した。
泉南聖書教会は今から15年前、大寺氏がゼロから開拓伝道をはじめ、今では市の中心部に立派な会堂を与えられ、少人数ではあるが地域に向けた活発な福音宣教を行っている。教会の中心的なメンバーは、開拓初期に大寺氏がトラクト伝道をして導かれた人々だ。
45歳で救われた大寺氏は、それまでの人生で一度もクリスチャンの知り合いに出会わなかった。「人間関係をきっかけに教会に来られる方が多いかもしれないが、日本はもともとクリスチャンが少なすぎる。自分の体験からもトラクト伝道は必要」と大寺氏は話す。
ダウン教会の信徒ら6人も、日本の夏の暑さに負けず、最後まで伝道に励んだ。泉南聖書教会に宿泊した6人は、大寺氏らのあたたかいもてなしを受けながら、教会員たちと親しく交わりのときを過ごしていた。
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