栃木県今市市(現日光市)で2005年12月、小学1年生の吉田有希ちゃん(当時7)が、下校中に行方不明になり茨城県の山林で遺体で見つかった事件で、勝又拓哉容疑者(32)=栃木県鹿沼市、無職=が3日、殺人容疑で逮捕された。勝又容疑者は容疑を認めており、「今言えることは、有希ちゃんにごめんなさいということ」と供述しているという。国内メディアが伝えた。
報道によると、勝又容疑者は今年1月、偽ブランド品を所持していたとして、母(55)と共に商標法違反容疑で逮捕され、現在公判中。拘留中、有希ちゃんの殺害について関与をほのめかす供述をしていたという。勝山容疑者のパソコンから有希ちゃんとみられる女児のビデオ画像が見つかったことで、逮捕に踏み切った。事件発生から逮捕までに実に8年半がかかった。
勝又容疑者は幼少期、父の古里である台湾と日本を行き来しながら育ったという。その後、今回の事件があった今市市(現日光市)の市立小学校に転入している。転入時にはほとんど日本語が話せなかったという。
国内メディアは、勝又容疑者を知る元教員や知人、同級生の話として、「転入時はほとんど日本語が話せず、絵本を教材に基礎的な言葉を勉強していた」「引きこもりのような生活を送っていた」「からかわれるとすぐにキレて、手を出した」などと、勝又容疑者の過去の様子について伝えている。