クリストファー・ファーガソン牧師が世界改革派教会共同体(WCRC)の次期総幹事に選出されたと、WCRCが13日に発表した。ファーガソン氏は広範な求人の過程を経てWCRC常議員会によって選出された。「WCRCは刷新と変革の新たな瞬間の寸前にある。交わりと正義に対するこの新たな責務の一端に加わるよう招かれて、ドキドキし気持ちが高揚している」とファーガソン氏は語った。
「クリス・ファーガソン氏は卓越した総幹事になると私は確信している」と求人委員会の召集者であるクリフトン・キルクパトリック氏は語った。「彼の指導の下で、WCRCにとって素晴らしいことが起きるのを楽しみにしている」
「(ジュネーブからハノーバーへ移転した)この新しい場所で、WCRCが目に見える形で活動を保つために、強固でエキュメニカルなネットワークを持つ人がいることは、極めて重要なことだ。クリス(クリストファーの通称)にはこれがあるし、地域から地球規模にいたるまで、あらゆるレベルでのエキュメニカルな経験ももっている」と、WCRCのジェリー・ピレイ会長は語った。
今週に61歳となったファーガソン氏はカナダ生まれで、カナダ合同教会で按手礼を受けるとともに、カナダや中東、ラテンアメリカのさまざまな地域、そして国際連合で宣教奉仕を行ってきた。
「クリスが選ばれて、私はとても嬉しい」とセツリ・ニョミ現総幹事は述べた。「彼は正義に対する責務を担う交わりとしてのこの組織を前進させるための賜物をもたらすだろうと私は思う。私はクリスのことを長年知っているが、彼はこの時この場所でこの職務にふさわしい人だと信じる」
ニョミ氏は、最大任期である2期(14年)にわたってWCRCとその前身の組織である世界改革教会連盟の両方の総幹事を務めた。8月末まで現職に留まる。
ファーガソン氏と妻スーザンさんは、コロンビアの首都ボゴタからこの夏にハノーバーへ移転する。彼は8月1日に任務を開始し、ニョミ氏と1カ月間引き継ぎを行う。
ファーガソン氏の総幹事就任式は、5月18日にドイツのハノーバー改革教会で行われる。
WCRCの統治理事会である常議員会は、ハノーバーで年に1度の年会を5月11日から始め、現在開催中。世界から30人が集まり、18日まで開催される。
一方、WCRCは今年1月に本部をスイスのジュネーブからハノーバーに移転した。