関西学院大学キリスト教と文化研究センターの研究プロジェクト「現代文化とキリスト教」の2013年度第3回研究会が16日、同大学上ヶ原キャンパス吉岡記念館で開催され、神学部助教の東よしみ氏が漫画『聖☆おにいさん』におけるイエス像をタイトルに発題した。
同プロジェクトの2013年度第1回研究会のテーマは「イスカリオテのユダはどう描かれているか-『ジーザス・クライスト・スーパースター』、レディー・ガガ、『聖☆おにいさん』-」で、発題者は神学部教授でキリスト教と文化研究センター長の水野隆一氏。第2回研究会では「映画におけるChrist-Figure」をテーマに社会学部教授で宗教主事の打樋啓史氏が発題していた。
第3回、第1回の研究会で取り上げられた『聖☆おにいさん』はノンクリスチャンの漫画家、中村光氏が2006年からモーニング増刊『モーニング・ツー』で連載しているギャグ漫画で、イエス・キリストとブッダが現代の東京の立川に現れたことを想定して日常生活を描いたもので、キリスト教界でも話題となっていた。