英国で近年「マンガ」の人気が急上昇する中、キリスト教関連書籍を出版するホッダー・アンド・ストーンが英国初のマンガ版聖書「THE MANGA BIBLE(ザ・マンガ・バイブル)」を今年7月に発行することを決めた。来年には米国での販売も予定しており、いま「マンガ」が、聖書を紹介する手段として注目を集めている。
マンガ版聖書の発行にあたり、ホッダー・アンド・ストートンで編集を務めるデビット・モロニー氏は、「今、マンガは物語を伝えるのに最もポピュラーな形です。マンガを、聖書を広めるために使わない手はありません」と、「マンガ」が福音伝播に果たす役割に大きな期待を示した。
一方、「マンガ」発祥の地である日本でも、様々な形で聖書がマンガとして紹介されている。昨年12月には新生宣教団が新たにフルカラーのマンガ版聖書「MANGA MESSIAH(マンガ・メサイア)」(英語版)を発行し、海外での配布用に用いるなど、「マンガ」が福音伝播の手段として国内外で大きく用いられようとしている。