聖書(新共同訳)に準拠したマンガ版聖書「みんなの聖書マンガシリーズ」(全5巻、日本聖書協会)がこのほど完結した。作画が美しく親しみやすいだけでなく、聖書の物語がよくわかると好評で、教科書として採用する高校もすでに出てきた。
同シリーズは、新約聖書編2巻と旧約聖書編3巻で構成され、いずれも聖書の内容を忠実にマンガ化している。このたび発売となった旧約聖書編3巻目「預言者〜希望を告げし者たち〜」では、エリヤ、エリシャをはじめ、イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエルなど、旧約聖書後半に登場する預言者たちに焦点を合わせた。第1巻「救世主〜人類を救いし者〜」、第2巻「使徒〜遣わされし者たち〜」、第3巻「創世記〜光を受けし者たち〜」、第4巻「王国〜国を建てし者たち〜」も好評発売中だ。
日本聖書協会では同シリーズのほかにも、「絵本シリーズ」を一昨年4月から発売している。子どもにも理解しやすいような易しい言葉で書かれているが、こちらも聖書に準拠した構成となっている。絵本シリーズは毎月、旧約と新約の内容がほぼ交互のペースで発行されており、今年3月までに全36冊が完結する予定だ。
マンガシリーズの第5巻「預言者〜希望を告げし者たち〜」は、オールカラーのA5判で288ページ。定価1050円(税込)。全国の大型書店、キリスト教書店で購入できる。