ロシア正教のモスクワ総主教キリル1世が、モスクワで活動が活発化しているイスラム急進勢力に対して憂慮を示した。
ロシアの情報発信サイト「The Voice of Ruissia」は20日、同日行われたロシア正教会の聖職者会議で、総主教キリル1世が中央アジアやカフカスからモスクワに流入する人口が増加するのに伴い、民族間の対立の危険性が高まりつつあると指摘したと伝えた。
また、キリル1世は、移民の中には急進的な考えを持つ者が少なくなく、これらの急進勢力はキリスト教信者に対して攻撃的で、ここ15年間にこうした急進勢力により6人の司祭が殺害されたと語った。