東京女子大学(東京都杉並区)はこのほど、眞田雅子学長の任期満了に伴い、次期学長に人文学科教授の小野祥子氏を選任した。「武士道」の執筆で知られる新渡戸稲造初代学長から数えて15代目の学長となる。任期は来年4月から4年間。
小野氏は、1970年東京女子大学卒、文学修士(東京大学)。2002年から06年まで東京女子大学の大学院合同研究科会議議長を務め、長年の懸案であった大学院博士後期課程の設置(05年4月)に尽力した。
10年4月より全学共通教育部長。13年4月には、キリスト教の精神、女性の自己確立、教養教育など、同大の教育の特色をより明確化し、それを現代社会に活かす視点で再構築した新しい全学共通カリキュラムをスタートさせた。文部科学省大学設置・学校法人審議会大学設置分科会委員、大学基準協会大学評価委員等を歴任。