【CJC=東京】時事通信によると、韓国の脱北者支援団体「脱北難民人権連合」は11日、北朝鮮が最近逮捕したと発表したスパイは、50代の韓国人牧師だと明らかにした。
牧師は9月22日に中国の偽造旅券で、旅行客を装い北朝鮮に入国。その後、平壌で待機していた国家安全保衛部の要員に逮捕されたという。
時事通信は、牧師が5年前から中国・遼寧省丹東で、脱北住民らに生活必需品や医薬品を支援する活動をしており、その過程で親密になった平壌の貿易会社幹部に、医薬品などを持って平壌に来れば、地下教会の信徒に会わせると約束された、と報じている。