【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)中央委員会は11月8日、最初の会合で議長にケニア聖公会のアグネス・アブオム氏を全員一致で選出した。WCC65年の歴史で最初の女性議長であり、アフリカ出身議長としても初めて。
中央委は、WCCが韓国・釜山で開催した第10回大会で選出された150人で構成されている。
アブオム新議長は「これからの年、わたしたちを分かつ可能性のある多様性にも関わらず共に前進しよう。…そしてWCCが、希望、願い、ビジョンと預言的な声を共に担おうとする全ての人に安全な場を提供する道具としてあり続けるように祈る」と選出直後に語った。また「預言的な声」が「21世紀のエキュメニズムと今日の世界にある教会」にとって重要だと話した。
世界規模の組織で最初の女性議長としてアブオム氏は、合意識別のモデルは、「女性の意思決定への参画」、他者の観点を理解するための助言と配慮のある傾聴と非常に良く呼応するものと語った。
副議長には米国の合同メソジスト教会監督のアン・スウェンソン氏とコンスタンチノープルのエキュメニカル総主教座のサッシマのゲンナディス府主教が選出された。