【CJC=東京】米公民権運動の黒人指導者マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が人種間の平等を訴え「わたしには夢がある」と語った演説と「ワシントン大行進」から50年目にあたる8月28日、首都ワシントンのリンカーン記念堂で式典が開かれた。
黒人初の大統領であるバラク・オバマ大統領は、キング牧師が立った同じ場所で演説。「米国は黒人だけでなく女性やラティーノ(中南米系)、アジア系、障害者などにとってより自由で公平になった」と半世紀の進歩を指摘した。
式典ではジミー・カーター、ビル・クリントン両元大統領のほか、50年前の演説時の大統領、故ジョセフ・ケネディ元大統領の娘で、次期駐日米大使に指名されたキャロライン・ケネディ氏も演壇に立った。