日本の政権が民主党から自民党に変わり、良い方向へ向かうんじゃないかという期待感が高まっていますが、まだ何も形になっていないことを忘れてはいけません。そして何より、自分自身の2013年の歩みのことは、他人任せではダメです。それは自分に責任があります。
クリスチャンとして充実した幸せな1年を歩むために、今年は、「プラス・ワン」を実践しましょう。神はひとりの人が救われることにこだわっておられます。私たちも、ひとつの小さなことに信仰を働かせて結果を生み出したいのです。
1.人生の現場において一歩踏み込む
羊飼いは、気を紛らわせて羊のことを忘れたのではありません。もう一度野に戻って羊を探しました。女性も、家の隅々まで銀貨を探しました。
私たちが病気の時、病院に行って看てもらうことも手術も薬もよいでしょう。しかし、神は私たちのことを心配してくださるのですから、もう一度信仰を持っていやしを祈りましょう。
信仰を単なる理屈の世界で終わらせることなく、生活の現場で神の恵みを体験しましょう。
2.何かが起こるところまでやる
羊飼いも、女性も、見つかるまで捜したのです。私たちが何をしても、「そんなことしても無駄だ」と言う人は必ずいます。しかし、やらなければ何も起こりません。ゼロはどこまで行ってもゼロでしかない。でもゼロから1を生み出したいのです。
何もやらないで理屈で終わるより、1本の電話を、メールを、赦しを、愛を実行してみることです。ゼロが1になった瞬間、いろんなことが起こり始めます。たった一つでかまわないから、形になるまでやってみましょう。
3.神に喜ばれる事柄を形にする
何かの行動を起こすとき、人を騙したりごまかしたり、悪の力の方向に工夫するのではなく、神が喜んでいただけることをしましょう。
今、世の中の基準は善悪ではなく、損得で考える時代です。でも、やっぱりお金では計れない価値があります。お正月、家族のみんなが健康でにこにこ楽しく暮らせるのは幸せです。しかしこれはお金では買えません。
堅苦しく考える必要はありません。神が喜んでくださるかという、愛のこもった基準で物事を考えてみることです。
4.魂の救いがひとりでも周りに起こる
つい1週間前まで、クリスマスで飛び回っていましたが、私たちが伝えたかったのは、単なる心がほのぼのとするクリスマスではありません。魂の救いのための福音、愛や喜びをお伝えしたのです。それが人間の工夫ではなく、神の愛によるものであったことは、その後の数々の嬉しいご報告で明らかです。
私たち日本人は、人類史上、最も豊かで安全で幸せな時代に生きています。しかし、世の中には、多くの問題があります。日本人は恵まれているが、幸せではない。魂の創り主である神のもとに帰らなければ、本当の幸せはないのです。自分の家族や友人、身近な人の救いを今年は起こしましょう。
万代栄嗣(まんだい・えいじ)
松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。
また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。
国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。