グラミー賞を6部門で受賞して話題となっている英国の人気シンガーソングライター、アデルが長期にわたる休業を宣言したことを受けて、多くのファンたちは驚きを隠せないでいる。
世界で何百万枚ものCDを売り上げて数多くの賞を受賞し、多くのファンたちの憧れの的でもある23歳のアデルだが、彼女はこのまま歌い続けることが素晴らしいとは思えないようだ。
忙しく働き続けてきたアデルは、仕事が良い人間関係を築くのを妨げるものだと考えており、レコーディングを終えた後、「4、5年」休業するつもりだと米国ヴォーグ誌に対して語った。
彼女は言う。「もし私が働き続けるなら、私の人間関係は破綻してしまうわ」
アデルの自己最高の売り上げを記録したアルバム「21」は、37歳の恋人との破局から自身が経験した悲嘆に喚起されて作られたものだった。
彼女はヴォーグ誌に対して、「少なくとも今の私は、幸福な曲を書く時間をたっぷり取ることができるの。そして、誰かを愛して幸せになれるのよ」と語った。
ホリープの除去手術から回復してからわずかな時間でファンたちにもたらされた今回の休業宣言。彼女の動向を見守る多くのファンたちのためにアデルは、バレンタイン・デーに自身のブログで近況を報告した。
「ブリット・アワード(英国の音楽の祭典)の後はスタジオへ直行。(休業は)5年どころか、せいぜい5日ね」