【CJC=東京】「グローバル・クリスチャン・フォーラム(GCF)」のラリー・ミラー幹事が1月末、バチカン(ローマ教皇庁)キリスト教一致評議会当局者とローマで会談し、「全教会をつなぐ橋を架けるための歩みを強化する」ことを確認しあった。ENIニュースが報じた。
GCFは多彩なキリスト教共同体、伝統、組織をつなぎ、地球上のキリスト教のあらゆる流れを捉えようとしている。世界教会協議会(WCC)、世界福音同盟(WEA)、ペンテコスタル世界フェローシップ、バチカン(ローマ教皇庁)キリスト教一致推進評議会などが支援している。
教皇べネディクト16世は、ローマ市内の「場外の聖パウロ聖堂」で行った夕べの祈りの際に、今回の訪問を歓迎する意向を示した。
キリスト教一致推進評議会のブライアン・ファレル局長は、GCFの善意とビジョンを、初めは不可欠ではないと見ていたが、今では深く受けとめている、と語った。
GCFの存在と発展は明確であり、その働きを神学的、プログラム的に評価することが重要だ、として「エキュメニカルな作業、神学的対話を、結果を生み出すために根気よく続けなければならない」と指摘した。
GCFのフベルト・ファンベック前幹事は、在任中に始まった地区協議推進などのため今後もコンサルタントとして活動する。