~信じるというのは、イエス・キリストに信頼すること~
村上氏は、「たとえどんな状態であったとしても、神様は意味を与え、価値を与え、目的を与えて生かしてくださいます。どんな人をもその人だけにしかできないことをさせようとして生かしてくださいます。死んでも生きるとは永遠に生きるということです。死に打ち勝つ者は誰もいませんが、十字架から復活されたイエス・キリストの確かさのゆえに、『死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか』と宣言することができます。信じる者は、死んでも生きるようになります。信じるというのは、決して自分の力で頑張ろうとするのではなく、神から離れて自分勝手な生活をして死んでいたも同然の姿の事実を認めて、この私をよみがえらせ、生き返らせるために、キリストが十字架に架かられることで罪を贖い、死んでよみがえってくださったことをまぎれもない事実であることを受け止めて、この方に信頼することです。その時に、永遠にまで生きることができるようになるということが、なんとすばらしいことでしょうか。私の人生には絶望ということがありません。この希望は失望に終わることはありません(ローマ5・5)。人生も家庭も仕事ももうおしまいと思うような事があったとしても、この希望は失望に終わることがありません。墓からよみがえったキリストは、今も生きて絶望という墓を蹴破って、私のところにいて永遠のことをしてくださいます。この方を信じる者は誰でも生きることができるのです」と説いた。
村上氏は集会に集った約630人の聴衆に対し、「今日全ての方はイエス様を信じてらっしゃるでしょうか。本当にいのちの源でいらっしゃる神様とつながっているでしょうか。つながっていなければ、現実は見えていても、霊的な状況は死んでいるに等しいです。こんなはずじゃなかったという生活を繰り返して、そして死を迎え、死んではおしまいではなく死んだ後に裁きが待っているのであれば、なんという虚しいことでしょうか。でも信じて下さい。イエス・キリストを信じるならば、たとえ死んだ状態であってもこの人は生きることができ、本当に価値ある人生を生き、やがて永遠にまで生きることができ、絶望のない世界へと入ることができます」と信仰の決心への道を促した。
また既に信じている人々に対して「死んでも生きることができるという福音を知らずに虚しい生活を送っている方々がたくさんいます。あなたも信じたら永遠のいのちをもつことができると伝えることができるならば、こんな素晴らしい仕事、役割はありません。イースターを通して周りの人に『あなたも生きる』と伝える思い、決意をしてほしいです」と呼びかけた。
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村上宣道氏 略歴 :1933年満州に生まれる。牧師家庭に育つが神に反抗。高校時代にキリストの愛にとらえられ回心。1955年東京聖書学院を卒業後、四国で開拓伝道、東京上野での牧会を経て渡米。サンノゼ聖書大学、ゴールデン・ゲイト・バプツト神学校卒。日本ホーリネス教団元委員長、太平洋放送協会前理事長等、要職を歴任。現在、坂戸キリスト教会協力牧師、太平洋放送協会名誉会長、ラジオ「世の光」・テレビ「ライフ・ライン」メッセンジャー、東京聖書学院講師。著書、「新聖書注解『使徒の働き』、説教集『門は開かれている』『そうすれば幸せがくる』『ゆるぎない未来』『ほんものの愛』他多数。
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