社会
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今年活躍のニューフェイス 『PFIジャパン』
かつて治安大国と呼ばれた日本が、一般市民が犯罪に巻き込まれる危険を身近に感じる国になってきた。被害を受けても、事件後の手当てが不十分なために日常生活への復帰ができずに苦しむ人たちがいる。03年8月、増加する犯罪被害者などの社会的弱者の人権擁護と犯罪経験者の再犯防止活動を行う団体として、PFIジャパンが発足した。母体は、国連NGO団体として世界105カ国でキリスト教の教理に基づいて犯罪被害者とその家族の支援、受刑者・出所者の再犯防止活動を行う世界最大のクリスチャン組織PFIだ。
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ワールド・ビジョン、イラン大地震緊急支援
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンは、イラン南東部で12月26日早朝に発生した地震を受け、被災者に対する緊急支援を決定。WVJは同海外事業部から被災地調査員を派遣、情報網を確保する。WVは物資援助を行う。
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仏 公立校 キリスト教の十字架着用禁止か
【パリ】フランスの公立校では、宗教的な装飾品や衣類を身につけることが全面的に禁止される可能性が出てきた。スカーフ着用は「公教育の場に宗教を持ち込むことは好ましくない」とする教育法に反するとして社会問題化していた。この法案が可決されると、キリスト教の十字架やユダヤ教の帽子ヤムルカも禁じられると見られている。大統領は17日、最終方針を発表する予定。
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元ルーテル大教授 「替え玉」でカウンセリング
大麻取締法違反で逮捕、起訴されていた元九州ルーテル学院大教授、園田雄次郎被告(49)が、スクールカウンセラーとして熊本県内の中学校に派遣されていた今年3月、双子の兄(49)に替え玉でカウンセリングをさせていたことが、熊本県教育委員会の調べで分かった。園田被告は同教委から派遣されていたことから、同委は詐欺の容疑で2人を訴える模様。
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自衛隊派遣 「過ち繰り返すな」 平和集会 /石川
【石川】金沢市の県教育会館で、「再び戦争はゆるさない 12・8平和を守るつどい」が開かれ、約50人が参加する中、教会牧師が憲法と平和をテーマに講演した。
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比、死刑制度再開へ 教会らの反対押し切り
【フィリピン】 5日にアロヨ大統領が死刑執行を復活させる意思を表明したことを受け、ロムロ官房長官は執行の対象となる犯罪など具体案を一部明らかにした。国内のキリスト教会や人権団体などからの批判をおき、国内で多発している誘拐事件の即時的抑制を狙った選択肢だ。死刑執行は有罪が確定した誘拐犯に限定。すでに死刑判決を受けている囚人の死刑執行は延期される方針。
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「自衛隊派遣」 反対を訴え、牧師ら デモ行進
【滋賀】 日本からイラクへの自衛隊派遣問題が大詰めを迎える中、市民団体などが全国各地で派遣反対のデモ行進をしている。岐阜県大津市打出浜の呼続松児童公園では六日、市民らが「ピースウォーク・イン・滋賀」を開き、市内をデモ行進して派遣反対を呼び掛けた。
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性転換者結婚容認 牧師は拒否権も付与/英
【英国】性転換者が性転換後、新しい性での結婚を認められる。性転換者の戸籍上の性別変更をめぐる問題で、欧州諸国の中で終始保守的立場を守ってきたイギリスは28日、このような内容を含んだ性転換者のための新しい法律を公布した。
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【イベント】チャリティーコンサート/SHARE−−奏でる「和」、広がる「輪」
インドやフィリピンの教育、医療施設に資金援助を続け、現地の子供たちを支えるNGOグループ「『めぐこ』−−“南”の子どもたちの自立を支える会」(TEL03・3238・4161)などが主催。ボタンアコーディオン奏者の桑山哲也さんの演奏と、「めぐこ」が援助する現地教育施設などのスライドも上映。定員800人。2500円、学生1500円。収益金は現地NGOを通じて援助先施設へ全額寄付する。
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【イベント】日韓の教育・草の根交流プログラムの現在
韓国語学習者と教師のための研修プログラムや日韓の交流を、参加者の意見も交えて考える。駐日韓国文化院の金鍾浩さん、神奈川県立岸根高の山下誠さんらが話す。定員100人。要予約。問い合わせは韓国文化院(TEL03・5476・4971)
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【イベント】「ガジュマルの木の下で−−タイのHIV感染孤児と暮らすミワ母さん 」
HIVに母子感染した孤児たちの施設「バーンロムサイ」の代表の名取美和さんが、現地の活動や生活を話す。写真パネル展示。1000円。定員80人。保育あり(1歳半〜未就学児、有料、要予約)。
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「我が子の死に世界の子どもの死を想う」
【東京】2年前に米国で発生した9.11テロ事件を振り返り、諸民族の和解を模索しながら未来の平和を目指す「平和な明日を(Peaceful Tomorrows)!!」が、同実行委員会主催で28日、日本教育会館一ツ橋ホール(千代田区一ツ橋2-6)で開かれ、同テロで実兄を失ったデイビッド・ポトーティ氏らをスピーカーに迎えて、集まった約70名が平和について考えた。
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<阪神大震災>心のケア必要な小中学生1908人 兵庫
兵庫県教育委員会は25日、阪神大震災の影響でカウンセリングなど心のケアが必要とされる小中学生が、調査の実施された7月時点で1908人いるとした。これまでのピークの98年から半減したものの、震災直後の衝撃よりも、震災後の転校や経済状況の悪化など、長時間を置いての「2次的ストレス」の割合が高くなっており、同委員会は心のケア対策に今後さらに取り組む必要があると分析している。
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男女混合授業で積極的な自主性
【三重県】桑名北高校の保健体育科教諭、伊藤三洋さん(52)が、体育教師として過ごした30年間の集大成として「チームワーク 体育における21世紀の学力形成」を出版した。同書では生徒を技術レベル、性別で区別せず、同じグループに入れて競技に取り組ませることで、全体の技術水準が高まった点を、実際の観察などを例に挙げて解説している。
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12月5日 、「第8回世界の子供たちを護る会 クリスマスチャリティパーティー2003」
世界の貧しい子どもたちを支援する目的で、「第8回世界の子供たちを護る会 クリスマスチャリティパーティー2003」が12月5日、東京プリンスホテル(東京都港区芝公園3)で開かれる。クリスマス・シーズンにボランティア精神で継続的に活動する姿が共感を呼び、毎年各界から多くの人びとが参加する。
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「Talk for Peace!平和のために私たちにできること」
11月22日、横浜YMCAにおいて貧困・難民・環境・人権などをテーマに「Talk for Peace! −もっと話そう!平和を築くために私たちにできること」が開催され、NPO法人開発教育協会や一般を含む18人が参加した。司会の開発教育協会理事・木下理仁(きのした よしひと)さんは「開発教育とは、平和・人権などを学ぶ私たちが、知って終わりにするのではなく、取り組みに積極的に参加すること。教科書に載っていない戦争をどう伝え、善悪をどうやって教えるべきなのかを、今の大人の多くは答えられないと思う。価値観の押し付けではなく、皆で話題に取り上げて考えていくのが平和を守る第一歩ではないか」と語った。
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女性の立場や権利を論議 「北京JACシンポ」開催
北京JAC第8回全国シンポジウム(主催・北京JAC)が22日、那覇市の県立女性総合センター「てぃるる」で行われ、約200人が参加した。
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「核廃絶」 NGO集会開催
「第2回核兵器廃絶−地球市民集会ナガサキ」(NGO長崎集会)が22日、長崎市内の各会場で開幕した。同日は長崎ブリックホール(同市茂里町)で、午前9時半から二つの分科会があり、午後2時から開会集会が催された。集会で伊藤一長・長崎市長は核兵器被害の悲劇を繰り返さぬよう、新たな行動を始めようと呼びかけた。
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「日本のグローバル化と多文化共生」
日本カトリック難民移住移動者委員会が「日本のグローバル化と多文化共生」と題したシンポジウムを27日、名古屋で開催する。「多文化、多民族共生」が叫ばれている日本において、「共生」の意味や将来的展望についてパネラーと共に探る。 <日本のグローバル化と多文化共生> 講師: ベフ・ハルミ(別府春海) スタンフォード大学名誉教授 日時: 11月27日(木) pm3:00〜5:00 ≪学外参加可≫ 場所: 名古屋大学大学院国際開発研究科 8Fオーディトリアムルーム 〒 464-8601 名古屋市千種区不老町 参加費: 無料(当日参加可) 共催: 名古屋多文化共生研究会 & 名古屋大学大学院国際開発研究科(櫻井 龍彦) Tel : 052-789-4986 (office) E-mail : [email protected] (office)
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