佐藤全弘
(さとう・まさひろ)
1931年2月15日大阪市東区南本町生まれ。大阪市立大学文学部卒。大阪市立の定時制高校で英語教育に当たった後、63年大阪市立大学助手、79年教授、94年定年退職。同大名誉教授。キリスト教愛真高等学校理事。愛農学園高校理事。専門は哲学。なにわ聖書研究会主宰。関西合同聖書集会前代表。愛農聖書研究会講師。
1931年2月15日大阪市東区南本町生まれ。大阪市立大学文学部卒。大阪市立の定時制高校で英語教育に当たった後、63年大阪市立大学助手、79年教授、94年定年退職。同大名誉教授。キリスト教愛真高等学校理事。愛農学園高校理事。専門は哲学。なにわ聖書研究会主宰。関西合同聖書集会前代表。愛農聖書研究会講師。
私が戦後最初に買った本は『聖書』(新約の詩編付きと旧約)と『徒然草』、いずれも文庫本大のものでした。当時出版された本は、今のように趣味・興味・娯楽中心というよりは、むしろ思想・宗教・文芸ものが売られていました。
私の家は仏教(浄土宗)を江戸時代から奉じ、神道(諸々の神々)をも併せ信じる二重信仰でした。家には大きな仏壇のほか十を超す神棚が家の然るべき所にあり、毎日炊き立てのご飯と新しい水を供え、花と榊(さかき)を飾っていました。