世界教会協議会(WCC)とスイスジュネーヴに拠点を置くさまざまな専門家、組織、個人による倫理的視点や洞察を共有することを促進するグローバルネットワークであるGlobethics.netは23日、オンラインベースの神学リソースの提供を行うサイトを立ち上げた事を発表した。神学や神学関連の書物について、世界各地でのアクセスの均衡を図るため、オンラインにリソースを集約させることを目的としている。
今回発表されたオンライン上で展開される神学とエキュメニズムに関するグローバルデジタルライブラリー(GlobeTheoLib)では、数十万部もの論文、文書その他学術資料が含まれており、世界中どこからでもオンライン上で登録することで無料でこれらの学術資源にアクセスできるようになっている。
WCC総幹事のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト博士は「21世紀世界キリスト教徒のための神学資源、エキュメニカル運動を共有する新たなモデルが立ち上げられる時がきました」と述べている。
同サイトでは、神学的見解を相互に交換する新たな神学モデルを作り出し、南半球各国においてオンライン上で多様な神学文献へのアクセスが可能となること、同サイトによってあらゆる宗派の神学文献を自由にダウンロードできるようになることで、エキュメニカル運動の促進につながることが期待されている。
同サイトの立ち上げを共に行ったGlobethics.netはスイスジュネーヴに拠点を置き、既に65万部もの倫理に関するデジタル文献を貯蔵している。
Globethics.net創設者兼エグゼクティブディレクターのクリストフ・ストゥケルバーガー博士は、同サイトについて、「世界各地での神学文献へのアクセス不均衡を緩和するために開設するに至った」とし、「GlobeTheoLibはインターネット上で神学研究、教育に関する文献に容易にアクセスできるようになることで、国際的な新たなネットワーキング、神学的見解の交流を行うことの潜在力を強めます」と述べた。
GlobeTheoLib上からは、神学とエキュメニズムに関するジャーナル、書籍、訓練マニュアル、各種論文にアクセスすることができる。また利用登録者らに対して自身の文献や出版物を世界中の人々と分かち合う機会も提供する。
同プロジェクトは神学図書館、神学校、宣教組織、地域エキュメニカル団体、クリスチャン・ワールド・コミュニオンズ(CMC)によって後援されており、WCCエキュメニカル神学教育プログラム(ETE)によって企画された。ETE国際プロジェクトコーディネーターのディートリッチ・ワーナー博士は「GlobeTheoLibは南半球で急速に成長している諸教会と、北半球の神学文献の交流を促す新たな機会を創出します」と述べている。
GlobeTheoLibのコンテンツは、同サイトの利用登録を行った登録者が文献を提出できる他、提携組織がそれぞれの組織内の文献を提供、出版各社との提携を通じて集められている。Globethics.netの技術的改善については、スイスチューリッヒにあるオンラインライブラリー、データマネジメントを行う専門家による組織Pointsoftwareによって行われている。
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