8月2日に召天した韓国オンヌリ教会牧師の故河用祚(ハ・ヨンジョ)氏の追悼礼拝が22日午後2時から、東京都新宿区の淀橋教会で行われ、全国から教団教派を超えて400人以上のキリスト者が参列した。衆議院議員で牧師の土肥隆一氏は、河氏が日本宣教のために始めた日本CGNTVや大衆伝道集会「ラブ・ソナタ」の働きについて、「重い宿題を残されたのではないでしょうか。(河氏が)日本でまいた福音の種を、あなたはどう摘み取るのですかと一人ひとりが問われている」と語った。午後5時から開かれた追悼晩餐会では、淀橋教会主管牧師の峯野龍弘氏が「宿題を果たさせていただきましょう」と日本CGNTVの後援会結成を呼び掛け、会場は大きな拍手に包まれた。後援会はすでに準備委員会が立ち上がっており、11月の日本CGNTV開局5周年記念礼拝にあわせて正式に発足する。
追悼礼拝の記念説教で南ソウル恩恵教会牧師の洪正吉(ホン・ジョンギル)氏は、「河先生は平凡な方で弱い部分もあった。しかし、河先生が信じたイエス・キリストが偉大だった」と述べ、「(河氏の)すべての行いは神の中に記憶されている」と証しした。また、「日本の地にも必ず主の栄光が輝くと信じて歩みたい」と語り、「義を行うことに落胆しないでください。時が来ると実がなるのです。主がすべてを成してくださる」と力を込めた。
那覇バプテスト教会主任牧師の国吉守氏は、CGNTVの働きについて「主のご再臨の迫っているこのとき、もっとも効果的な伝道を主は河先生を通してなさっている」と証しした。また、「(追悼礼拝を)新たな決意のスタートとしたい」と述べた。
白川台キリスト教会牧師の小紫義弘氏は、河氏の日本宣教への情熱を証しし、「いのちを短くしてまで日本を愛してくださった」と涙をにじませた。また、神戸の十数人の牧師が毎月集まり、ラブ・ソナタの継続のために祈り続けていることを報告した。
オンヌリ教会の「ACTS29」委員長を務める同教会長老の尹玄徳(ユン・ヒョンドク)氏は、「(日本宣教のために)日本と韓国の教会が心をひとつにしてともに進んでいきたい」と日本宣教の働きを今後も積極的に推進する意向を示した。
礼拝中には、河氏の特別映像が上映され、河氏の愛唱した賛美歌「御国の心地す」を会場全体で賛美し、多くの参列者の涙を誘った。
日本CGNTV後援会発会式を兼ねた開局5周年記念礼拝は11月17日午後7時から、東京都新宿区百人町1-17-8の淀橋教会で行われる。記念メッセージは、同教会主管牧師の峯野龍弘氏。