米メガチャーチ牧師らも、8日の600ドル超のニューヨーク株式市場での大幅反落を受け、さまざまなコメントをツイッター上で述べた。米クリスチャン・ポスト(CP)が報じた。
米ノースカロライナ州クラークス・チャペル・バプテスト教会牧師のデーヴィッド・ロバーツ氏は米金融市場の不安に備えて来月から米クリスチャン金融アドバイザーとして有名なデイブ・ラムジー氏によるファイナンシャル・ピース・ユニバーサティの授業を一週間に一度開催する予定であるという。
米テキサス州ダラスのメガチャーチポッターズハウスの牧師であるT.D.ジェイクス氏は「システム全体が統制不可能な状態になっている。リーダーシップを変えることだけではこのような全システム的な機能障害を回復させることはできないだろう。米国はその使命に立ち戻るとき、より良い国となることができるだろう」とツイッター上でコメントした。
ジョージア州ノースポイントコミュニティチャーチ牧師のアンディ・スタンレー氏およびサザン・バプテスト教会牧師のエド・ステツァー氏は「私達自身が債務引き上げを行えば、米国債は格下げにならなかったのではないだろうか」とツイッター上で問いかけた。
デイブ・ラムジー氏は牧師ではないが、クリスチャンの金融アドバイザーとして、同氏の聖書的原則に即した投資アドバイスが多くの米キリスト教徒らの信頼を得ている。ラムジー氏は先週初めに「米国会で今後10年以上にわたって歳出を1兆ドル削減できれば、今年債務上限を1兆ドル引き上げることができ、それで均衡になるだろう」とツイッターでコメントしていた。
米青年ミニストリー「Dare 2 Share」CEOのグレッグ・スティアー氏は「イエス様の私達に対する愛は株式市場の様ではありません。イエス様の恵みは私達が愚かな決断をしたからといって暴落してしまう事は決してありません」とツイッターで、株式市場の暴落を受け改めて主の恵みが不変であることについて言及した。
米金融不安を受け、米キリスト教諸教会が本来のキリスト教精神に根差した米国家の在り方を取り戻すための方向性にキリスト教徒らを導くことができるか、米キリスト教会の現在国家が直面する大きな問題に即した対応の仕方が注目されている。