アジアバプテスト連合(ABF)の第7回アジアバプテスト大会が2日から6日まで、タイ・チェンマイで開催された。約1700人が参加し、ABFが主催する集会の規模としては過去最大となった。
大会のテーマは「Asia Jesus Cares!」。地震や津波などによる自然災害や、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教などが多数派を占める国でのキリスト教徒への激しい迫害など、いま厳しい現実に直面しているアジアへ向かった神の御心に焦点を当てた。大会にあわせて、「津波」や「地震」などの言葉を歌詞に入れたオリジナルソングも作成した。
大会初日夜の集会でABFのジェイソン・ダース代表は、「宣べ伝えるだけではなく、手を差し伸べよう」と、福音の宣言とその実践、両方の必要性を訴えた。
5日間にわたる大会期間中には、「多様な世界における平和へのイニシアチブ」「多文化的な牧会と宣教」「忙しい今日の世界における祈り」など多数のセミナーが行われた。また、礼拝音楽、キリスト教書籍、高齢者向けの牧会についての講座や、女性、青年、神学教育者、牧師の集まりなどもあった。
大会には、世界バプテスト同盟(BWA)のデイビット・コフィー代表、クアラルンプール・バプテスト教会牧師でBWA理事のジョン・コック師、日本からは西南学院大学神学部の松見俊教授(現代神学、実践神学)が出席し、講演を行った。