このセミナーは、一方的な講義形式ではなく、参加者がゲームやディスカッションを通して自分自身で考え、いのちの大切さを学ぶ。講師の藤田氏は、どのように生命が誕生するのかをOHPで紹介し、人工妊娠中絶や性感染症など、現在の性に関する様々な問題に触れ、参加者に今の危機的状況を訴えた。また、聖書に書かれている性的な罪について言葉の意味を分かりやすく説明した。
参加した若者は「自分が大切な存在だと気づいた」「教会で教えられることは世の中と違うが、教会の教えの方が正しいと確認できて安心した」と感想を寄せた。一方、保護者は「性の問題の深刻さに改めて気づかされた」などと話していた。
本紙の取材に対し、藤田氏は「若者は愛にとても飢えている。だからこそ彼らには神様の愛が必要です。性の問題は、生きる意味やいのちに関わることで、それによって一人ひとりの生き方が変わります。神様から来る『本当の愛』をもっと多くの若者に知ってもらい、彼らが自分と他の人を大切にして生きるようになってほしい。」と語った。
沖縄に本部をおくJCMは、年に5〜6回のペースで本土の都府県で性のセミナーを行っている。沖縄では、性のセミナー以外にも、中学や高校で講演するなど精力的に活動し、学校からも歓迎されている。
今週22−23日には藤代聖書教会・ラブリーチャペル(茨城県北相馬郡)でセミナーがある。来週以降は、堺、神戸、福島、仙台、山形、広島、呉、長崎、佐世保と性のセミナーが4週間続く。