釜山の新聞社が企画した「尹東柱文学紀行」の参加者26人が9日、同志社大学(京都市上京区)を訪れ、同大留学中に逮捕され獄死した朝鮮のキリスト教詩人尹東柱(ユンドンジュ)の詩碑に献花した。
参加者は韓国の詩人や研究者、市民など。同大卒業生らの「尹東柱を偲(しの)ぶ会」とともに花をささげ、尹東柱の代表作「序詩」を朗読した。
尹東柱は、同志社大学留学中に、ハングルで詩を書いたかどにより逮捕され、1945年福岡刑務所にて26歳という若さで獄死した。代表作「序詩」において、「死ぬ日まで天を仰ぎ 一点の恥もないことを」と祈りうたっている。現在でも韓国では多くの愛好家がいる。