ラジオ大阪の人気番組「VIPアメージングインタビュー」(http://www.vip-amazing.com/)を企画する株式会社ミッション・ブロードバンド(以下、ミッションBB=http://msbb.jp/)が、日本ペンテコステ教団エリムキリスト教会(榮義之牧師)とインターネットでの礼拝生中継システム(リアルタイム・ストリーミング配信システム)の正式契約を結んだことが26日、わかった。現在のところ、エリムキリスト教会の礼拝の生中継放送を3つの枝教会に向けて配信する方針で検討中。アクセスが増えるとサーバーに負荷がかかり、配信に支障がでるため、配信を枝教会に限定するとのこと。中継終了後には録画した映像をオンデマンド形式で一般公開する計画だ。
関西では初めてのネットによる礼拝生中継(リアルタイム映像配信)だが、在阪ラジオ局でワイド番組の生放送を映像配信した実績を持つ、同社スタッフが陣頭指揮を取る。オペレーターは、教会の若手信徒が研修を受けて挑戦する予定。放送局レベルの美しい映像と音声によるネット配信での礼拝生中継に大きな期待が寄せられる。
ネット配信がどれだけ影響を及ぼすのか。榮師は、これまで教会に「『 (榮師の) ブログを見てきました』という一般の方が7、8人いる」と話す。
ある日、一人の女性から「教会に行ってもいいですか?」という電話があり、エリム富雄キリスト教会 (奈良県奈良市) に訪れたという。話を聞くと、同師が院長を務める生駒聖書学院(奈良県生駒市)から10分くらいのところに住む医学生だった。
榮師は、「こちらからは分からないのだけれど、知らないところで見ている人がいます」とネット配信が宣教に果たす役割に期待している。
礼拝放送と同時に現在、榮師が35年以上続けてきた朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz)をインターネット配信する計画も進められている。現在製作途中のエリムキリスト教会のホームページ「http://elim.jp」で、配信開始は5月1日を予定している。
放送局側からの制約のため2ヶ月遅れの内容を放送することになるが、榮師は「レスポンスがあると勇気付けられる」とこれから始まるラジオ放送のネット配信にも期待を寄せる。
榮師は、「小さな教会ですが、誰も閉じることの出来ない扉を神さまが開いてくれた」と、成長を続けるエリムキリスト教会に注がれる神の祝福に感謝の気持ちを語った。