東京都渋谷区の東京バプテスト教会(日本バプテスト連盟、デニス・フォールズ牧師)でクリスマス・ワーシップ・セレブレーションが開催されている。12月2日、3日と9日、10日の2週にわたってクリスマスコンサートと礼拝を行う。同教会は伝道のために、渋谷近郊のクリスチャンに友人や知人をコンサートに誘うよう呼びかけている。入場無料。
4つのコンサートでは、メッセージや音楽がそれぞれ異なり、全てに参加しても楽しめる。来場者にイエス・キリストの誕生を通して神様が与える希望について証する。約2時間のコンサートでは、キリストの生誕をミュージカルで表現。コンサートの来場者からは「素晴らしかった。舞台に愛と信仰と希望が満ち溢れていた」と喜びの声。感動のあまり涙を流す人もいたという。
ノンクリスチャンの関心をイエス・キリストに向けようと、クリスマスコンサートでは特大のクリスマスツリーを用意した。クリスマスシーズンになるとひな壇状のツリーがステージ上に設置され、クワイア約30人がツリー内部に入って歌う(写真)。このツリーの製作のために米国からスタッフを招いたという。
礼拝堂は数百人を収容可能で、コンサート期間中は同教会の信徒1000人のうち約300人がダンス、クワイア、劇、アッシャーなど25種類の役割を分担して奉仕をしている。イベントの総合プロデューサーを務め、夏から準備に取り組んできたジュディ・オーマン氏は、さまざまな奉仕に指示を出すことが運営で最も困難だった、と苦労を語った。
教会員の国籍は50カ国と多様。米サドルバック教会のリック・ウォレン牧師が主導するパーパスドリブン運動を積極的に取り入れた牧会が特徴だ。東京バプテスト教会の働きは、サドルバック教会で開催されたパーパス・ドリブン・カンファレンスで受賞されたこともある。