ブラジル・バプテスト協議会(BBC)の世界宣教委員会委員長を1979年から28年間つとめたワルデミロ・ティムチャック氏が20日、死去した。
同氏の指導のもと、ブラジルから約600人の宣教師が63ヶ国に派遣されるなど、BBCは驚異的な成長を遂げた。また、BBCの青年たちを中心としたアフリカや南アメリカでの短期宣教も、「国境なきボランティア」と呼ばれ今もなお注目を集めている。
また、同氏は世界バプテスト連盟(BWA)の活動にも積極的に協力し、BWAの総会にはBBCの代表の一人として参加した。また、04年からはBWAの地域組織であるラテンアメリカバプテスト同盟の宣教ディレクターもつとめ、BWAの06年メキシコシティーでの年次集会では、「短期宣教の強化」フォーラムでパネリストもつとめ、BWAとブラジルを結ぶ架け橋として積極的に活動した。
前BBC会長で、現在はBWAの宣教・教育委員会の委員長をつとめるファウスト・ヴァスコンセロス氏は、同氏について「ブラジル・バプテスト連盟の歴史において、最も愛され、最も尊敬された指導者の一人だ」と証ししている。