「趙ヨンギ牧師がけん引してきた聖霊運動を継承、発展させつつ、社会全体を思いやる教会として導きたい」
先月ヨイド純福音教会の総会で同教会会長、趙ヨンギ牧師(70)の後任に選ばれた李ヨンフン牧師(52、LA羅城純福音教会)が8日、記者会見を開催して当選の感想を韓国で初めて語った。
この日の会見で、李牧師は「趙師の最も偉大な功績の一つは、1907年の平壌大リバイバルの精神だった祈りと聖霊運動の伝統を回復させたこと」としたうえで、「この精神を引き継いでさらに発展させたい」と意気込みを語った。
また、韓国教会の大型化・世俗化を批判する動きがあるとの指摘について李師は「米国の大型教会が国家に大きな影響力を持っている。ただ大きいという理由だけで批判されてはならない。大型教会には大型教会の役割があり、小さな教会には小さな教会としての役割がある」と説明した。
12月上旬に韓国入りした李師は現在、趙師ら純福音教会幹部から特別訓練を受けている。
李師は国外宣教、ヨイド国際神学研究院院長を経験。次期会長選でも趙師が強調する「三重(三拍子)の祝福と聖霊の働き」を神学面から支えるなど、候補者中最も宣教、学術の両面で貢献していることが好感材料となった。李師は韓国・延世大神学部を卒業後、ウエストミンスター神学校(修士課程)、テンプル大(博士課程)で学んだ。