キリスト教精神に基づいて支援活動等の奉仕活動を行う国際NGO団体ワールドビジョンのワールドビジョン・ニュージーランドは、地震と津波により今も避難生活を余儀なくされているソロモン諸島の人々へ震災後から公式な支援を続け、これまでの支援の合計が5万ドル(ニュージーランドドル、約450万円)に達したことを発表した。
ワールドビジョン・ニュージーランドのリーザ・チェスコン代表は、「これは、他人が何かを必要とするときには快く分け与えてくれるというニュージーランド人の典型的な性格の表れです。先週末にかけて寄付が飛躍的に増えてきました。これからも寄付は続くと見ています」と話した。
また、チェスコン代表の話では、集められた寄付は、保健施設や汚物処理施設の建設、倒壊した家の再建や、至急に必要となる毛布や石鹸、その他調理器具、バケツなどにあてられるという。
ソロモン諸島政府が16日に発表したところによると、ソロモン諸島沖で今月2日に起こったマグニチュード8.1の地震とそれにともなって発生した津波による死者の数は52人に達した。特に震源に近く大きな被害が出たギゾ島では死者が33人となっている。依然として約6千人ほどの島民が、家を失うなどしてキャンプでの避難生活を余儀なくされている。