日本キリスト合同教会板橋教会(大井満牧師、東京都板橋区)は1月27日、講師に昭和女子大学教授の秋山智久氏を招いて、講演会「人間の幸福と不幸」を同教会で開催した。新来会者約20人を含む約50人が出席し、キリスト教福祉の視点から見た「人間の本当の意味での幸福」について学んだ。
講演で秋山氏は、聖書以外にも著名な哲学者や思想家の言葉などを引用し、「幸福」や「共に生きること」についてキリスト教福祉の視点から説いた。
秋山氏は大井師の大学時代の恩師でもあり、会場には同師の大学時代の同窓生たちをはじめ、ノンクリスチャンも参加した。大井師は、「ある方には、洗礼を受ける決心へと押し出される機会となったかもしれません」と開催の意義を語った。
また、「人間の生きる意味、本当の意味での幸福について深く考えさせられる内容であった」などと感想を話した。
秋山氏は、キリスト教信仰に立った社会福祉の専門家として、日本社会福祉学会理事、日本キリスト教社会福祉学会常任理事、NHK社会福祉セミナー講師などを務め、社会福祉に関わる様々な分野で活動している。
講演会は、同教会が01年の新会堂建設以来行うオープンチャーチの一環。地域の人々に開かれた教会を目指そうと、2、3カ月に1度、教会を会場にコンサートや講演会を行っている。今回で29回目。