ウェスレアン・ホーリネス教団の東京新年聖会は8日、午前10時、午後2時からの聖会に続き、午後6時半から最後の聖会を会場の東京・淀橋教会で開催した。説教を取り次いだ菅原登志子師(境の谷めぐみ教会牧師)は、自分の足りなさを責めず神の導きを信じゆだねてすべて真実なことを熱心に行う、御霊の導きによって生きる人になることの大切さを説いた。御言葉を聞いて主の愛に満たされ、喜んで主に仕える決心をした大勢の参加者たちは、講壇の前にひざまずいて神に献身の祈りをささげた。
菅原師は、神のきよめに生きる喜びを体験するには、神から離れようとする生まれつきの性質を十字架につけて、代わりに聖霊がその人を導く必要があると強調した。ただ「神にゆだねる」といって自分では何もしないのではなく、自ら進んでキリストの律法、すなわち愛の律法を人生の中で選択するときにこそ、聖霊の実を豊かに結ぶと説いた。
最後に菅原師は、自分の足りなさを責めず、神の導きを信じゆだねて一歩ずつ歩いたら、「(主は私たちに)神の御心を行わせて、キリストの教会を立てあげる働きをするお方」だと証した。
説教後、ウェスレアン・ホーリネス神学院理事長の本間義信師は、「ゆだねるとは、何もしないのではない。すべてすること」であると指摘したうえで、参加者に献身の決意を迫った。多数の参加者がこの言葉に応答した。