ウェスレアンホーリネス教団の東京新年聖会で8日、これからの教会を担う若者を祈りをもって社会に送り出そうと、新成人を祝福する成人祝福式が会場の東京・淀橋教会であった。午後2時からの司式には教職者や信徒ら80人以上が出席し、今年新しく成人を迎えた信徒ら4人が峯野龍弘・教団委員長の司式のもとで祝福を受けた。聖会で説教した山田泉牧師(習志野キリスト教会)は若者たちに、イエス・キリストを信じ、罪の束縛から解放されて真の自由を得た一人ひとりが、与えられた人生の選択肢の中から自ら「愛」を選ぶ御霊の導きに従う人になってほしいとエールを送った。
山田牧師は説教の中で、「律法によって義とされる」とされた律法の時代とは全く異なった、「主を信じるなら、誰でも救われる」という新しい恵みの時代がイエス・キリストによって訪れたことを強調し、キリストにこそ真の祝福があると説いた。
山田牧師は、「救われる」とはイエス・キリストを信じることによる罪の束縛からの解放であり、律法の時代にはなかった「自らの行動を自分で決める」選択の自由を与えられることだと語った。そのうえで、山田牧師は「救いの道を生き生きと生かされている人は、愛を選ぶものとされるのです」と、御霊の導きに従って歩む人は自然と人生で正しい選択をすると説いた。
最後に山田牧師は、神が『聖霊を受けなさい』(ヨハネ20:22)といって聖徒一人ひとりに注ごうとされている祝福を常に受け取るためには、いつも教会にとどまり、神の御言葉に耳を傾ける必要があると、新成人たちに信仰生活の重要な指針を与えた。
聖会後、信徒らは同会場で開かれた信徒懇談会にも出席し、食事をしながら互いに聖会の恵みを分かち合った。