日本キリスト教協議会(東京都新宿区、以下、NCC)教育部は今年で「日本日曜学校協会」の設立100周年を迎え、記念事業委員会を組織して多彩な記念事業およびプログラムを企画している。
NCC教育部は1907年に日本日曜学校協会として活動を開始した。戦後、日本キリスト教教育協議会(JCCE)となったあと、NCCと合同して今日に至っている。この経緯から、教会や学校、キリスト教団体におけるキリスト教教育の取り組みの分かち合いと協働を中心に活動している。
同部はキリスト教教育を「個人の尊厳が大切にされる教育であり、世界に平和をつくり出す営み」と定義し、その教育観の土台としている。
記念事業委員会では、歴史をふりかえるプロジェクトの一環として、書籍 『日本における教会教育の歩み』を今年の5月中に教文館から発行する。資料画像のCD作成や歴史資料の展示会なども用意している。
過去と未来をつなぐプロジェクトとして、5月11日夜にはキリスト教視聴覚センター(AVACO)で記念礼拝とシンポジウムを企画中。9月16〜17日には都内で日曜学校・教会学校・子どもの教会リーダーの集い「全国教会教育フェスティバル」の開催を予定している。
同委は、これらの100周年記念行事に使用する各種資料を探しており、収集に協力を呼びかけている。同委の探している資料は「1955年以前の日曜学校関連の書籍」、「日曜学校関連の古い写真」、「日本日曜学校協会(NSSA、1907年〜1941年)」、「日本キリスト教教育協会(JCCE、1946年〜1953年)の規約」、「『地方部会』『加盟日曜学校』の記録や規約など。また、今年5月末まで300万円を目標額として募金を呼びかけている。問い合わせはNCC教育部(電話03・3203・0731、FAX同、Email [email protected])まで。