政府の教育基本法改定に対し、キリスト教界の諸団体が反対声明を相次いで出している中、日本ナザレン教団(東京都目黒区、齋藤清次理事長)が11月20日、「教育基本法改定に反対する声明」を発表した。
声明文は「教育の目的を『人格の完成』から『国のために役立つ人間の育成』へと逆転させている」と批判している。「人間の心の自由、信教の自由にまで踏み込み、不当に制限する危険性を強く感じる」との懸念を示した。
「多くの反対があるにもかかわらず強引に変更しようとすることは問題」「キリスト者として平和を希求すべく、平和憲法の改悪にもつながる教基法の改定に強く反対します」と主張した。