日本福音ルーテル教会(JELC)主催のパレスチナ平和交流プログラムが11月20−30日に実施された。山之内正俊同教会総会議長らスタッフ4人と一般参加者9人が、エルサレム、ベツレヘム、エリコ、カナ、ナザレなどを視察した。同教会事務局が4日キリスト教メディアや関係者に送付した報告でわかった。
ワークショップやオープンハウスを通じて現地の人々と触れ合い、パレスチナの平和のためにともに祈った。一行の訪問は地元テレビ局や新聞などで事前に取り上げられ、現地のルーテル教会関係者や教会指導者らとの交流が実現した。
プログラムは、パレスチナ人クリスチャンでベツレヘム・クリスマス・ルーテル教会のミトリ・ラヘブ牧師との平和交流や連帯の一環。2004年クリスマスにベツレヘム国際センター(ICB)のステンドグラスの天使をJELC所属各教会に紹介したことをきっかけに交流が深まった。05年夏にはラヘブ牧師を日本に招待。その際、平和交流プログラム「ジャパン・ウィーク」の開催について話し合い、現地視察を経て、今回の企画実施となった。
JELC宣教室職員の乙守望氏は今回の訪問について、「パレスチナの人々と平和の交流をし、彼らとともに聖地を訪ねるツアーの意味深さを痛感した」と感動を証した。