共同通信によると、太平洋戦争中の1942人にパプアニューギニアで英国国教会(聖公会)宣教師ビビアン・レドリッチさん(当時37)さんが旧日本軍に殺害されたとされていた事件について、この宣教師の地元、英中部リトルボーデンの教会が14日までに、現地住民による犯行だったことを明らかにした。
報道によると、同教会は、実行犯らの家族など関係者が全員死亡したことを理由に、日本の「名誉回復」を確認した。これまで日本の教会が謝罪や和解を求める品々を送るなど働きかけていたという。現地ではこれらの品を展示していたが、今後展示方法を見直す。
共同通信は、2002年に現地住民がレドリッチさんら2人の殺害について、自分の家族による犯行だったと現地の英国国教会の関係者に明かしたと伝えている。
レドリッチさんは他の宣教師11人とともに42年7月、パプアニューギニアで殺害された。残りの10人については依然として、旧日本軍が殺害したとされているが「明確な証拠はない」(同教会)という。