ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会の主管牧師、峯野龍弘師の主牧35周年と米国アズベリー神学校名誉神学博士号授与を祝して18日、韓国光林教会のキム・ソンド牧師を招いての記念感謝祝会が淀橋教会エクレシアホールで開かれた。祝会には、峯野師夫妻をはじめ、ウェスレアン・ホーリネス神学院院長の黒木安信師、同神学院理事長の本間義信師やヨハン早稲田キリスト教会のキム・キュドン代表牧師らが出席。淀橋教会の関係者ら60人あまりが集まった。
今回、峯野師に名誉神学博士号を授与したアズベリー神学校は、メソジスト教会の創始者ジョン・ウェスレーが18世紀にアメリカ宣教のために派遣したフランシス・アズベリーの名前に由来する、メソジストを代表するもっとも有名な神学校の一つである。日本人牧師が同大学の名誉神学博士号を授与されるのは、今回が初めて。
峯野師は、「ミッション'94ビリー・グラハム東京国際大会」では大会実行委員長、日本のキリスト教界でもっとも中心的な修養会の一つ「日本ケズィック・コンベンション」の中央委員長、日本福音連盟(JEF)理事長を歴任するなど、日本の福音運動の中心的な役割を常に果たしてきた。また、世界100カ国以上で飢餓、貧困、紛争に苦しむ子どもたちを支援する国際的慈善団体「ワールド・ビジョン・ジャパン」の理事長を務めるなど、社会奉仕にも大きく貢献。さらに今月7日には、日本福音同盟(JEA)理事長に就任している。
アズベリー神学校の理事を務めるキム・ソンド牧師は、「(同大学の名誉神学博士号を)峯野牧師が日本人牧師として初めて受けたことは、アズベリー神学校としても光栄であります」と祝いの言葉を述べた。また、「淀橋教会を中心として(日本が、より)国際的な活動を行うという願いがあります」と、国際的な宣教協力において淀橋教会が今後、日本でより大きな役割を果たすことに期待を寄せた。