『氷点』の作家・三浦綾子の執筆活動を40年にわたって支え続けた夫・光世さんが、妻を天に送って7年目の書き下ろし自伝 『青春の傷痕』。 その知られざる素顔に触れた感慨深い一冊。 (フォレストブックス)
三浦綾子の作品を積極的に生かすことをめざし結成された「三浦綾子文庫の会」(大嶋義隆代表)は、今年10月30日、本書の出版記念として講演会を開催した。
三浦綾子読書会代表の長谷川与志充氏は、「(本書には)三浦綾子氏との出会い、結婚へと導かれていくまでが記されている。ここに至っては、光世氏に注がれた神の恵みの光は真昼の輝きとなる」、「ぜひ様々な苦難の中にいる方々にこの書を読んでいただき、『神のおきてである聖書を学ぶ』ことこそ、人生の苦難の解決であるというすばらしい真理を知っていただけたらと願っている」と語る。
◇三浦光世◇1924年東京生まれ。堀田綾子と結婚、作家となった綾子のほとんどの作品の口述筆記をし、マネージャーとして執筆活動を助ける。妻を亡くしてからは、講演・執筆活動を続ける。
著者:三浦光世
出版社:いのちのことば社フォレストブックス
価格:1365円(税込)