クリスチャン小説家の三浦綾子原作の「氷点」がテレビドラマ化され、25、26日、テレビ朝日系で2夜連続のスペシャルドラマとして放送された。
「氷点」は主イエスの「あなたがたの敵を愛しなさい」の聖句を通して神の愛を伝える作品。全国放送を通して日本人の心にイエス・キリストの言葉を届けた。
今回の放送について、三浦綾子読書会代表の長谷川与志充牧師(日本聖泉基督教会連合東京ミレニアムチャーチ)は本紙の取材に対し、「若い人たちが三浦綾子の作品に触れ、聖書の言葉、神様に導かれることを願っている」と語った。三浦綾子の作品を通して救いに導かれる人が多いという。
小説「氷点」は、朝日新聞朝刊で連載(1964年)された後、ドラマ化、映画化もされた。テレビ朝日によると、「氷点」は連続ドラマ化されて人気を集め、平均視聴率30%以上、最終回は視聴率42.7%を記録して、同局系で放送されたドラマの歴代最高視聴率を樹立した名作として知られる。
長谷川師は、「氷点2001」(2001年、テレビ朝日)を見て三浦綾子読書会に参加した人々がいたことに触れ、今回もドラマ放送をきっかけに人々が読書会に導かれ、信仰を持つことを期待しているという。同会は全国40の地域で読書会を開催しており、今回のドラマ放送に向けて各地で祈り、備えてきた。
三浦綾子読書会の参加希望は同会事務所(電話:04・2939・8470、〒359−1105 所沢市青葉台1337−1−508)まで。