現在、年末にかけて全国5ヵ所で「マザー・テレサ写真展」が開催される。福岡、熊本、長崎では80点前後の写真が展示され、東京では今回約30点の展示となる。どの会場も入場料は無料で、「ただキリストの愛を感じて引き寄せられた人々に見てもらえればと思います」と関係者は語った。マザー・テレサの命日を過ぎ、彼女の写真を通して1人でも多くの人々にキリストの愛が感じられることを願う。
マザー・テレサ(1997年9月5日死去。享年87歳)は1910年旧ユーゴスラビア生まれ。1928年にロレッタ修練会(アイルランド)に入会、インド・ダージリンにある修道院に送られる。
1946年、黙想に向かう電車の中で神の召命を受け、修道会を出て貧しい人々に仕えることを決意。
1950年にインドのカルカッタに「神の愛の宣教者会」を設立、以後、行き倒れた人々を収容する「死を待つ人の家」、孤児のための「聖なる子供の家」、ハンセン病患者のための「平和の村」、成人の精神病棟、スラムスクール、脳性小児マヒの子供たちのための施設、無料移動診療所などを次々と設置するとともに、貧困者への給食活動などを行った。
ノーベル平和賞を受賞した2年後の1981年には初来日して東京支部を開設、それ以来日本各地に支部が開かれ、さらに、世界中にもその輪が広がっている。1997年9月死去。国民の85%がヒンズー教徒といわれるインドでカトリック式の国葬が行われたことからみても、彼女がいかに特別な存在であったかがうかがえる。
写真展の巡回日程は下記の通り:
9月18日(木)〜22日(月)
「マザー・テレサ写真展」(写真数80点)
会場 福岡市中洲・にぎわいプラザ(博多リバレイン地下2階)
時間 10時〜19時 (但し18日のみ13時より)
入場無料
連絡先 「アジアの心実行委員会」 電話 092-691-8824
※同時開催 9月20日 13時〜 マザー・テレサについての映画上映、
18時〜 片柳弘史神学生の話
(会場は写真展会場と同じ博多リバレインの8階アジア美術館 ホール)
9月21日(日)
「マザー・テレサ写真展 聖母の軌跡」(写真数30点)
会場 福岡市中央区・泰星学園中学高等学校
時間 10時〜16時
入場無料
連絡先 泰星学園中学高等学校宗教部・里見 電話 092-712-7181
同時開催 10時30分および13時30分から片柳神学生の話
10月13日(日)〜10月19日(日)
「マザー・テレサ写真展」(写真数80点)
会場 熊本市・熊本県民交流会館パレアホール(鶴屋デパート東館9階)
時間 午前9時〜午後9時
入場無料
連絡先 熊本YMCA・神保 電話 096-353-6397
同時開催 10月18日(土)14時30分〜16時30分 片柳神学生の話
10月14日(火)〜19日(日)
「マザー・テレサ列福記念写真展」(写真数30点)
会場 東京・上智大学カトリックセンター・ロビー
時間 10時〜17時
入場無料
連絡先 上智大学カトリックセンター・中田 電話 03-3238-4161
12月2日(火)〜9日(火)
「マザー・テレサ写真展」(写真80点)
会場 長崎・浜屋デパート・ステップギャラリー
入場無料
連絡先 長崎YMCA・川村 電話 095-822-5987
同時開催 片柳神学生の話 (日時等詳細未定)