世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ=トゥヴェイト総幹事は2日、パキスタン閣僚であるバッティ少数民族関係相の殺害を受け、「大きな衝撃であり動揺を隠せません。バッティ氏はパキスタン国内で議論の的となっていた冒とく法について批判的な立場を示していたため、宗教過激派によって殺害されました。バッティ氏の殺害を受け、パキスタンに住む少数派の人々の生活状況についても懸念を示しています。パキスタン政府に対し、パキスタンに在住されるキリスト教徒およびその他宗教少数派の安全が確保されるよう尽力されることを願います。彼らもまた宗教過激派の暴力の標的にならないように願います」と述べた。
パキスタンギラニ首相に対しては、トゥヴェイト総幹事は「WCCはパキスタンの美徳ある政府がバッティ氏の殺害について迅速な調査を行い、殺害を行った犯人グループをすみやかに法廷に出廷させることを願います」と要求した。